島根県隠岐の島町犬来の民家でセッコクの花が満開になっている。約30年前に譲り受けた2株から石に移植する石付けという方法で約100鉢に殖やした。セッコクの移植と花の管理は難しいとされるが、独自に栽培方法を確立し、海辺に鮮やかな花を咲かせている。
純白や淡いピンクの花が多数咲き誇るセッコクは犬来地区の服部セツ子さん(78)方の庭にある。例年より1週間ほど早く、今月初めに咲き始めて満開となった。花だけでなく、周囲には甘い香りも漂う。
服部さんは約30年前に知人からセッコクをもらい受け、工夫を重ねて株分けをした。火山性の岩に木綿の糸で巻き付けると根付きやすいという。定着させるだけでなく、花を多く咲かせるにも手がかかり、肥料や手入れも試行錯誤しながらようやく「自分のものにできた」という。
花は開花から15日は持つといい服部さんは「花の向こうにお日様がキラキラと照り、何も考えずにいる時間がいい」と話した。
(鎌田剛)
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