大平野生植物園で見頃を迎えたヤマユリ＝利根町で
茨城県利根町大平（だいへい）の町民有志が運営する大平野生植物園で、12回目となる「やまゆり祭り」が開かれ、8日まで一般開放している。坂道の散策路近くでは、直径25センチほどの大きな白いヤマユリが見頃を迎え、特有の甘い香りを漂わせている。
ヤマユリはユリ科の多年生植物で、6枚の白い花弁と赤褐色の斑点が特徴。園内には千株以上が植栽されている。
ことしは例年と同じ6月下旬に開花が始まった。園長の倉本末次さん（82）は「うまく咲いてくれるか心配だったが安心した」と話した。
植物園では15人ほどの有志が里山の保全活動をしている。小川泰昭さん（77）は「ここは自然を利用した公園のようだ。手入れをしたヤマユリを来園者が喜ぶ姿を見ると、やりがいを感じる」と笑顔を見せた。
入園無料で、運営を継続するための賛助金を募っている。開園時間は午前9時～午後4時。問い合わせは、倉本さん＝電080（3174）8458＝へ。（青木孝行）
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