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Sunday, March 7, 2021

【独自】「ママ友」が5歳餓死後も母親に金を要求…元夫から兄2人を引き取るのに「裁判費が必要」 - 読売新聞

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 福岡県篠栗ささぐり町で昨年4月、5歳の男児が餓死し、母親と知人の女が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、知人の女が男児の死亡後、母親に対し、男児の兄2人を引き取るための裁判費用名目で金を要求していたことが、捜査関係者への取材でわかった。母親は要求に応じて支払っていた。裁判の準備をした事実はなく、県警は、女が男児の死亡後も母親を支配下に置いていたとみて調べている。

 母親のいかり利恵容疑者(39)の三男・翔士郎しょうじろうちゃんは昨年4月18日、餓死した。捜査関係者らによると、兄2人は児童相談所が一時保護した後、元夫側で暮らすようになった。

 知人の赤堀恵美子容疑者(48)は同5月26日、兄2人の引き取りを希望する碇容疑者に対し、元夫を相手に裁判を起こすよう持ちかけた。「ボス」と呼んでいた共通の「ママ友」がその手続きを行うと偽り、「ボスが裁判の書面代が必要と言っているけど、どうする」と要求した。さらに、赤堀容疑者は同6月2日、「書面代が12万円かかるって言っているけど、どうする」と再び迫り、碇容疑者は同日、生活保護費などから12万円を渡したという。

 碇容疑者はその数日後、一連の金銭要求の発端となったママ友とのトラブルが虚偽だったことを知った。県警の調べで、赤堀容疑者が吹き込んでいた元夫の浮気などの事実もないと分かり、詐欺の被害届を出す際には、捜査員に「だまされていた。許せない」と話したという。

 福岡県警は同12月7日、裁判手続き名目で碇容疑者から12万円をだまし取ったとして、赤堀容疑者を詐欺容疑で逮捕した。赤堀容疑者はこの詐欺容疑を含め、立件された計約200万円の詐欺と窃盗の疑いについて、県警の調べに「(碇容疑者から)金は受け取っていない」などと全面的に否認しているという。

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