須賀川市の初冬の風物詩「牡丹焚火(ぼたんたきび)」は20日、同市の須賀川牡丹園で行われた。関係者が寿命を迎えたボタンの古木を燃やして弔った。
市、同市の俳句団体桔槹吟社(きっこうぎんしゃ)、須賀川牡丹園保勝会の主催。樹齢を重ねて枯れたボタンや折れた枝をたいて弔う伝統行事で、環境省の「かおり風景百選」に選ばれている。
赤々と燃え上がった炎が徐々に青紫色へと変わり、園内には古木のほのかな香りが漂った。牡丹焚火は俳句の冬の季語にもなっており、炎の周辺では俳句愛好者らが幻想的な情景を句に詠んで楽しんだ。
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