またクマによる被害です。岩手県西和賀町で住宅の車庫にクマが居座り、丸一日経った1日午後、捕獲されました。連日被害が相次いでいますが、クマが好む食べ物を調査した実験映像で新たな習性が明らかになってきました。
■クマが車庫に居座る姿捉えた
住民:「『クマがいた』と言って入ってきた」
小屋をのぞいてみると、天井近くのスペースに体長40センチほどの子グマが。西和賀町で住民が車庫として使っている小屋に少なくとも先月31日の夕方から子グマが居ついていたといいます。
住民:「ちょこっと頭だけ見えた。小さいなという感じ。寝床かまえたようで頭が見えなくなった。いやだ、もう本当に」
子グマはこの後、捕獲されました。人里付近でクマの出没が相次いでいます。
広島市の安佐動物公園付近で撮影された映像。先月31日にカメラを確認したところ、母グマと子グマとみられる動物が映っていたといいます。餌(えさ)があるのでしょうか。鼻先で餌を探しながら歩いているようにも見えます。動物園は念のため、園内の一部を閉鎖しました。
■徹底検証!最も好む食べ物は?
今年は山のどんぐりが不作で、クマが餌を求めて市街地に出没しやすくなっている可能性も指摘されています。クマはどのような食べ物を好むのか。国内の飼育施設の協力で実験が行われました。
用意したのは左から、リンゴ、キャベツ、鶏肉、ハチミツ、キャットフードです。ゆっくりと餌に近付く雌のツキノワグマ。鶏肉を見たと思ったらキャベツのにおいを嗅ぎます。しかし、口をつけないまま再び鶏肉、いや、本命のハチミツへ。このままハチミツを舐めるのかと思ったその時、キャットフードに興味を移します。そして、食べ始めました。キャットフードを何回も口に運んでいます。
■「香り成分に注意」専門家警鐘
この実験結果に専門家はある注意を促します。
東京農業大学 森林総合科学科 山崎晃司教授:「嗅覚によって選択する食物を食べる前に判断した。(キャットフード中には)すぐ体脂肪に変えられるものとしては脂肪分や炭水化物、猫の餌なので香り成分も入っている。魚粉のようなもの、牛や豚の骨なども(入っている可能性)。地域猫に餌をあげる人がいるが、今の時代クマが誘われる可能性」
ちなみに2番目はハチミツ、次いでリンゴ、キャベツの順番に食べました。
からの記事と詳細 ( クマの好む物…知られざる生態 「香り成分に注意」専門家警鐘[2023/11/01 19:14] - テレビ朝日 )
https://ift.tt/b6TO4El
No comments:
Post a Comment